【プロが教える】20代の初めての転職で失敗しないために準備するべきこと4選
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20代だから転職したい!けど、失敗はしたくない!
その気持ち、とてもよくわかります。なぜなら私も23歳で社会人になりましたが、26歳までに2社転職をし、3社に所属しました。プライベート、会社生活決して充実していたとは言い難く、
- ”このままこのか今日にいて自分は成長できるのだろうか?”
- ”彼女や友人は頑張っているのに自分はなんで成果が出ないんだろう・・”
- ”今環境を変えるタイミングなのだろうか?”
- ”まだやれることはあるのではないのだろうか?”
- ”転職するのはいいけど年収が下がるのは嫌だな”
こんなことを思いながら、もがき苦しみ過ごした日々が懐かしく思います。
私もそうだったように、20代は、将来の不安と同時に、多かれ少なかれ未来への理想を誰もが持っているかと思います。
20代で転職する3つのメリット
20代は企業から見れば、まだまだ若手でポテンシャル人材です。これから大きく飛躍を遂げる可能性をひめています。そんな20代だから転職をするメリットを3つ綴っていこうと思います。
実績よりもポテンシャルに期待してくれる傾向がある
20代の場合は実績よりもポテンシャルを重視してくれる傾向が往々にしてあります。
若さ=伸び代と捉える傾向があるため、「20代であれば、新しいことでも、物事を吸収する力も早く、すぐに成長してくれるだろう」という期待を込めて採用している企業も多くあります。逆にいえば、成長意欲や、吸収力をアピールできない場合、転職がうまくいかなくなる可能性も考えられます。
未経験業種、職種への転職も比較的容易に実現可能
ポテンシャル採用と重複する部分もありますが、未経験の業種・職種への転職も20代であれば比較的安易に実現できます。20代半ばまでであれば可能性が非常に高く、後半になるにつれて職種に関しては難しさをましますが、周辺領域であれば(営業から営業企画)などであれば、比較的まだ可能性が高い年代といえます。
キャリアプランの中で、確実に異業種に行きたいと考えている場合は、20代のうちに転職を行うようにしましょう。様々な業種を横断的に見てみたいと言う方には、コンサルタントもおすすめかもしれません。
年収アップも可能
これは私がそうだったのですが、中小企業などで働いていた方が大企業に転職、働いている業界を変えるなどで大幅に年収をアップさせる転職も可能です。
最近では、ベンチャー業界でも給与水準が上がってきているため、よりチャレンジングな環境にいきたいけど、年収が下がるのは嫌だと懸念している人でも良い転職ができる可能性が往々にしてあるのです。
あるいは、仮に年収が同じでも、やれる仕事の幅が広がったりチャンスが広がればそれはあなたにとって大きなプラスになり、年収が上がるカーブを描きやすくなることでしょう。
プライベートを充実させるためにも仕事を充実させた方がいい
理想は必ずしも仕事のことだけでなく、プライベートに関することも同様です。自分では小さく感じることでも、理想はあると思います。
- 結婚して幸せに暮らしたい
- 一人でもいいから静かに暮らしたい
- 子供がたくさんの家庭が欲しい
- 稼げるだけ稼ぎたい!
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これからのことは全て理想なのです。
これらのことが達成できるかな?できないかも?と思い始めた時、自分自身にそして、環境に不信感を覚えることでしょう。
仕事は人生の大半の時間を占める
仕事は人生の大半の時間をしめており、事実としてプライベートと密接に結びついています。一部の資産家を除き、仕事をせずにプライベートの充実を図るのは非常に難易度が高いでしょう。
私が20代にもう一度戻れるなら、働きやすい且つ、スキルを身に付けやすい環境で20代は過ごしたいと思います。
では、そんな職場に転職するためにどのような準備をしたら良いか考えていきましょう。
転職活動の準備をする前にやるべきこと4選
自分の仕事の悩みを知る
なんだよ、当たり前じゃないか。と思った方。
本当に自分の仕事の悩みの深さや質、重要性を自分の中で腑に落ちるまで理解できていますか?
元転職エージェントとして、1万人以上の20代から相談を受け、たくさんの生の声を聞いてきました。私がよく耳にしていた、20代の仕事の悩みは以下のいずれかに当てはまるものでした。
- 上司や同僚との人間関係がうまくいかない
- 仕事がつらい上に、おもしろみを感じられない
- 入社後のギャップに嫌気が差した
- 将来が漠然と不安
- スキル(専門性)がついていないような気がする
- 会社や会社が運営しているサービスに将来性を感じない
- 同年代と比べて年収が低い、仕事ができていない気がする
いかがでしょうか。それぞれ悩みの深さや、重要性は異なると思いますが、紙に書き出して見ることをおすすめします。
紙に書いたら終わりではありません。この後が重要です。
少し時間をおいて再度考えてみる
そして、悩みがわかったら少し時間をおいて、再度考え直して見ましょう。
少なくとも次の3つの質問は自分に投げかけてください。
- その悩みは継続的に続くものなのか一時的な感情に振り回されているだけなのか
- その悩みが起きる頻度はどれくらいで、その悩みを考えている時間は1日どれくらいか
- その悩みを解消するために、お金、時間(人に愚痴を吐いたり相談するのを含め)を1週間でどの程度使っているか
のかなどです。
これらの事例を具体化するだけで、あなたの悩みの深さは明らかになると思います。それらを持って友人に相談するのも良いでしょう。これらの質問はその悩みがなんとか解決できそうなのか、価値観的にそもそも難しいのか判断する軸になると思います。
環境を変えて、転職してもパワハラなどの外部から加えられる悩み以外は、必ずあなたをまた悩ませるからです。パワハラや、価値観が合わない環境は正直無理に合わせる必要は全くありません。きちんと転職先を見極めるのみです。
悩みがわかったら自己分析をする
実際に転職を絶対するぞ!と決めたら、自己分析をしていきましょう。
新卒の時の就活では、気合を入れてめちゃめちゃに分析をされたかと思いますが、そこまでやる必要はなく、シンプルに自己分析と他己分析の両方をカジュアルに行いましょう。
私の記事で、自己分析と他己分析のおすすめの方法についてはまとめてありますので、ご参照いただければと思います。
プロへの相談を忘れずに
私が転職エージェントという肩書きを持っていたこともあり、オススメするのは、やはりプロの転職エージェントでへの相談です。
特に初めての転職ではわからないことも多く、不安も多いことでしょう。
20代の転職はキャリアビジョンがそこまではっきりしていないことも多くあるかと思います。
キャリアビジョンははっきりしていなくても全く問題ないありません。エージェントを利用する際は、自分の悩みや、将来こうなっていたい理想像を少しイメージしてからいくだけでも、素晴らしいアドバイスをもらうことができます。
エージェントに相談をすれば、キャリアビジョンのみならず、希望する業界の転職市場の状況から実際の履歴書や面接の対策も一緒に行ってくれます。
ちなみに、いいエージェントと悪いエージェントの選び方は別の記事にまとめましたので、そちらを参考にしてもらえればと思います。
実際に転職活動を始めたら
転職活動は、動きながら考えろ!
新卒の時よりも、会社も明確なスキルセットを求めてくる分、結果がわかるのが早いため、実際に転職活動を初めて、準備を進めたり、企業に応募をして面接をしたりしていく中で自分のニーズやあっている企業に気づくことも少なからずあります。
もうこの会社以外絶対いきたくない!という会社があれば方法は異なりますが、そうでない場合は、意外とタイミングが重要だったりします。希望の企業が採用を始めたばかりの時期であれば、採用されやすいですし、逆にもう採用計画の終盤であれば難易度は当然上がります。
逆に希望の企業が採用ストップの情報を得ることができたら、エージェントや知り合いなどと協力して、いつ採用が再開されるのか把握しましょう。その時が最もチャンスです!
まとめ
20代での転職活動のメリットは
転職活動を始める前に考えること
みなさんの転職活動がうまくいくことを心より願っております!